引越しで発生する不用品処分ってどうしたらよいの!?6つの方法を紹介!!
引越しは、生活を見直す絶好のチャンスです。しかし、「これまで溜め込んだ不用品をどう処分するか」は、多くの人にとって頭の痛い問題でしょう。荷物が多いほど引越し費用は上がり、かといって不用品の処分にもお金がかかる……。このジレンマを解消するためには、さまざまな処分方法の特徴を知り、ご自身の状況に最も合った「ベストミックス」を見つけることが鍵になります。
本記事では、引越しに伴う不用品処分の代表的な6つの方法を、そのメリット・デメリット、費用感、手間、そして何より重要な「安全・合法」の観点から、広告色を排して客観的に解説します。「捨てる」だけでなく「活かす」選択肢も含め、賢くスムーズな引越し準備の一助となる情報をご提供します。
基本の心得:処分計画は「引越しの2~3ヶ月前」から始めよう
不用品処分で最も避けたいのは、「時間がないから業者に全部お任せ」という高コストな選択を迫られることです。処分には、リードタイムが必要な方法(売却など)と、即効性のある方法(業者回収など)があります。余裕を持って計画を立てることで、より多くの選択肢から最適な組み合わせを選べるようになります。
まずは、以下のフローで不用品を分類することから始めてみましょう。
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「売れそうなもの」:高価な家電、ブランド品、状態の良い家具など。
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「誰かにもらってほしいもの」:使えるが売るほどでもない家電、子ども服、食器など。
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「自治体で処分するべきもの」:粗大ゴミ、普通ゴミ。
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「専門業者に依頼すべきもの」:大量のゴミ、自分では運べない大型家具、パソコンなど。
【方法1】リサイクルショップで売却:手軽な「現金化」の第一歩
不用品をその場で買い取ってもらい、処分費用ではなく現金を得られる可能性のある方法です。
特徴と手順
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対象:家電製品(製造から5年以内のものは特に有利)、家具、ブランド衣類・バッグ、本・CD・ゲームソフトなど。
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流れ:店頭持ち込みが主流。事前に電話やWebで買取可能品目を確認し、状態を整えて持ち込む。査定後、その場で現金化される。
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費用:基本的に無料(売却できれば収入に)。
メリットとデメリット
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メリット:
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即日現金化が可能。処分が収入に変わる。
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買取不可でも引き取ってくれる場合がある(処分費がかからないことも)。
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店舗が多いためアクセスしやすい。
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デメリット:
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査定額は低め。新品価格からの大幅な値引きは覚悟が必要。
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状態が命。汚れや傷があると買取不可または大幅減額になる。
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自分で持ち込む(運ぶ)手間がかかる。
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ここがポイント!
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下準備は必須:ほこりを拭き、簡単に取れる汚れは落としておく。付属品は全て揃える。
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相見積もり推奨:複数店で査定を受けると、買取価格に差が出る場合がある。
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製造年数の確認:家電は製造から年数が経過していると買取対象外になることが多い。製品の型番で製造年を調べよう。
【方法2】フリマアプリ・オークションサイトで売却:需要があれば高値も期待
不特定多数の買い手を相手に、自分で価格を設定して販売する方法です。リサイクルショップでは値がつかないようなニッチな物や、人気のある中古品でも高値で売れる可能性があります。
特徴と手順
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対象:アンティーク、限定品、ハンドメイド、子ども服、使用感のある日用品など、多種多様。
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流れ:商品写真を撮り、説明文を書いて出品。落札・購入後、発送手配を行う。
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費用:売上から平台手数料(約10%)が引かれる。送料は出品者負担or購入者負担の設定による。
メリットとデメリット
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メリット:
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価格決定権が自分にある。需要があれば思わぬ高値で売れることも。
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どんなものでも出品できる可能性がある(ただし規約遵守は必須)。
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自宅から発送できるため、移動の手間が少ない。
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デメリット:
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売れるまで時間がかかる(数日〜数週間)。即日処分は難しい。
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手間が非常に大きい:写真撮影、説明文作成、質問対応、梱包、発送。
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トラブルのリスク:クレームや評価に関わるやり取りが発生する可能性がある。
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ここがポイント!
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「ノークレーム・ノーリターン」記載の是非:これは購入者保護の観点から問題視されることも多く、むしろ「細かい傷は写真で明示」「説明文で状態を詳しく記載」する方が健全です。
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送料・手数料を計算に入れる:「500円で売れたが、送料と手数料で400円かかった」ということも。実質利益を考えよう。
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引越し期限に合わせた出品計画を:「○日までに売れなかったら別方法で処分」と線引きを。
【方法3】自治体の粗大ゴミ回収を利用する:最も基本的で安価な合法処分
家庭ごみの処分ルートであり、最もオーソドックスで安価な方法です。不法投棄を防ぐ観点からも、まずはこの方法が可能か確認することが大原則です。
特徴と手順
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対象:「粗大ゴミ」と指定されるもの(一辺の長さがおおむね30cm以上など、自治体により定義が異なる)。ソファ、ベッド、机、タンス、自転車など。
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流れ:自治体のWebサイトや電話で申し込み → 処理券(料金分のシール)を購入 → 指定日に指定場所へ出す。
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費用:数百円〜数千円/1点。自治体により大幅に異なる。
メリットとデメリット
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メリット:
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最も安価で合法的な処分方法。
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地域に根差した確実な回収。
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デメリット:
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自分で運んで出す必要がある(マンションのゴミ置き場までなど)。
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申込から回収まで数日〜数週間かかることがある。
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対象外のものは受け取ってもらえない(家電リサイクル法対象品など)。
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ここがポイント!
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絶対にルールを確認:事前申告制か、回収日時、出し方(解体の要否)、料金は自治体ごとに全て違います。
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「家電4品目」は対象外:テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は「家電リサイクル法」に基づく別ルート(小売店やメーカーへ引取・リサイクル料金の支払い)で処分します。
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パソコンも対象外:「PCリサイクルマーク」の付いたものはメーカーが無料回収。それ以外は有料でメーカーまたは認定業者へ。
【方法4】引越し会社のオプションサービスを利用する:手間ゼロの「ついで処分」
引越し作業と同時に、処分もまとめて依頼する方法です。手間と時間を最大限に節約できます。
特徴と手順
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対象:引越しの際に処分したい家具や家電全般。会社によっては買取も同時に行う。
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流れ:引越し見積もり時に「不用品処分希望」と伝え、別途見積もりをもらう。引越し当日に作業員が処分品も搬出する。
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費用:処分品の量・内容による。買取可能なものがあればその分差し引かれる。
メリットとデメリット
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メリット:
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圧倒的な手軽さ:自分で運んだり捨てたりする労力が一切不要。
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スケジュールが一元化できる。
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デメリット:
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費用が高くなりがち。処分専門業者より割高な場合も。
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業者の選定が重要:古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可を有する信頼できる会社か必ず確認を。
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ここがポイント!
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許可証の確認が必須:家庭ごみ(一般廃棄物)の収集運搬は、自治体から許可を受けた業者しか行えません。これを欠く業者は「不法投棄」の危険があるので絶対に依頼してはいけません。
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買取と処分の内訳を明記してもらう:見積書に「処分費〇円」「買取額△円(差引)」とはっきり記載させ、曖昧な口頭約束は避けましょう。
【方法5】不用品回収業者に依頼する:大量・大型処分の「専門特化」型
不用品処分を専門とする業者です。引越し業者より処分に特化しており、比較的柔軟な対応が期待できます。
特徴と手順
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対象:大量の不用品、自分では運べない大型家具、家電一式など。
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流れ:電話やWebで問い合わせ → 訪問見積もり(写真見積もりもあり)→ 作業日決定・回収。
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費用:トラックの容量(軽トラ1台分〜)や品目で変動。相場は1〜5万円程度から。
メリットとデメリット
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メリット:
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あらゆる不用品をまとめて処分できる。
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最短即日対応も可能。
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買取と処分のハイブリッドサービスを提供する業者が多い。
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デメリット:
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業者選びが最も重要かつ困難。悪質業者(無許可、不法投棄、不当な高額請求)が紛れている。
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費用が高額になるリスクがある。
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ここがポイント!(最重要)
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「許可証」の提示を求める:一般廃棄物収集運搬許可証(自治体発行)と古物商許可証(警察署発行)の2つを必ず確認する。これがない業者は違法。
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訪問見積もりを原則とし、追加料金を禁止する書面を交わす:「見積額以上は一切請求しない」旨の書面(契約書)を作成してもらう。
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安さだけに飛びつかない:「〇キログラム〇〇円」などの広告は、後に高額な作業料などを請求される「後請求商法」の可能性が高い。総額で比較を。

【方法6】友人・知人・地域コミュニティに譲る:温かくエコな「循環」の形
金銭的なメリットはなくても、物が活き、人との絆が生まれる処分方法です。
特徴と手順
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対象:まだ使える家具、家電、食器、衣類、子どものおもちゃなど。
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流れ:SNS(非公開グループも可)やコミュニティ掲示板、口コミで「引き取ってくれる人を探す」。または直接友人に声をかける。
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費用:基本的に無料(送料などがかかる場合も)。
メリットとデメリット
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メリット:
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処分費用がかからない。
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物を大切に使ってもらえる喜び。
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地域のフリーグループなどで好評な場合が多い。
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デメリット:
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引き取り手が見つかる保証がない。
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受け渡しの手間(受け取りに来てもらう、発送するなど)がかかる。
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状態には特に気を遣う。壊れかけのものは迷惑になる。
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ここがポイント!
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「タダでも厳しいものはタダでもいらない」 という意識を。最低限きれいにし、動作確認を済ませてから譲る。
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SNSやフリーマーケットアプリの「譲ります」機能も活用できる。地域密着型のコミュニティが効果的。
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引き渡し期限を明確に:「○日までに引き取っていただけなければ別途処分します」と事前に伝える。
まとめ:安全・安心・合法を最優先に、自分に合った方法を組み合わせよう
不用品処分は、「早く安く済ませたい」という気持ちが先行しがちですが、最も大切なのは 「法律に則った適正な処分」 です。無許可業者を利用することは、不法投棄という環境犯罪に加担するリスクをはらみます。
最善の処分計画は、以下のステップで立てましょう。
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分別と計画:処分品をリスト化し、「売れるもの」「譲れるもの」「自治体ゴミ」「業者依頼もの」に分類。引越し日から逆算してスケジュールを組む(売却は早めに開始)。
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基本は「自治体ルート」:まずは粗大ゴミとして出せないか確認。家電4品目やパソコンは法に基づくリサイクルルートへ。
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売却で収入アップ:状態の良いものはリサイクルショップやフリマアプリで現金化を試みる。
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業者利用は慎重に:やむを得ず業者を利用する場合は、必ず許可証の確認と書面での明確な見積もりを取得する。引越し会社のオプションも選択肢の一つ。
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「もったいない」は「譲る」で解決:使えるものは、次の使い手を見つけて社会循環にのせる。
不用品と向き合う時間は、これまでの生活を見つめ直し、新しい生活を思い描く貴重な時間でもあります。焦らず、適切な方法を選んで、気持ちよく新居での生活をスタートさせてください。